移住者紹介レポートvol.7 ~夫婦二人三脚 就農への挑戦~

移住者紹介レポートvol.7 ~夫婦二人三脚 就農への挑戦~

※今回の記事は、八女市が発行する「広報やめ」2019年12月1日・15日合併号に掲載している「Yamejinやめじん」のロングバージョンです。

平成30年12月に東京都から上陽町に移住された長島央明さん・憂紀さん夫妻。
出会いと結婚を経て、お二人の夢となった地方への移住。
八女市上陽町への移住を実現し、現在は独立就農へ向けての準備を行っています。
今回は、長島さん夫妻が経験された移住活動や現在の取り組みについてお話を伺いました。

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二人の趣味は、旅行と相撲観戦。
八女への移住を経て念願だったペットを迎えることもできました。
白柴の「いちくん」と3人で過ごす時間が一番の楽しみです。

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― お二人の出会いや東京での暮らしについて教えてください


憂紀さん「東京で暮らしていた頃は、主人は舞台のプロデューサー、私はダンサーとして活動していました。主人がプロデュースする舞台に私がダンサーとして出演したのが出会いとなり結婚に至りました」


― 何がきっかけで移住を検討することになったのでしょうか

憂紀さん「結婚前から将来は東京を離れたいねと話していました。二人とも旅行をすることが大好きで、旅行を重ねるうちに自然豊かな土地で自分たちのペースを保ちながら生活をしたいと夢を描くようになりました。結婚し将来の計画を話していくうちにその夢が具体的な目標となり、本格的に移住を検討するきっかけになったと思います」

央明さん「旅行はいろんな所に行きますが、なかでも四国に行って自然を眺めることが好きですね。四国は果樹栽培が盛ん。海を眺めるにしてもミカンなどが実る果樹が一緒に映り込む景色が印象的でした。そういった景色に身を置くうちに、いつしか私たちも果樹栽培がやりたいという想いにつながりました」


仕事、環境、人との出会いがあって移住が実現
仕事、環境、人との出会いがあって移住が実現

― どのような移住活動をされ八女市への移住にたどり着いたのでしょうか

憂紀さん「最初は東京の有楽町にあるふるさと回帰支援センターを訪れました。当初は高知県で果樹栽培をしたいと考えていたので、東京と高知を行き来しながら地域性や果樹栽培を教えてくれる農家などをリサーチしていました。約2年活動を続けていましたが、当時四国地方で発生した災害等の事情により活動をストップする状況となりました。そんな中、私の故郷である八女へ帰省する機会があったのですが、それが移住活動の転機となりました」

央明さん「妻の故郷である八女を出歩く中で、八女にも私たちが理想とする自然豊かな景色が広がっていることに気がつきました。八女市の移住定住支援センターに連絡をし、空き家物件や支援・施策などのお話を伺いました。空き家バンクの中から上陽町にある物件を紹介されたとき、私たちは『ここに住みたい!』と思える条件にマッチした物件に出会うことができました。就農の面でも八女は多品目の農産物が栽培できる気候・土地条件に恵まれ、マルチな農業経営が可能であると感じ、ここなら二人の夢が実現できるのではないかと思うことができました。」


― そうだったんですね。その他に八女を選択する後押しとなったものはありますか

央明さん「移住前、地域おこし協力隊の方に立花町白木地区の農家さんたちとの交流会を企画していただいて参加できたことです。地元農家の皆さんと具体的な話をすることができましたし、移住後はその交流会で知り合った農家さんの元で農業研修をさせていただくことができました。また、移住の際には、<若年世帯家賃支援補助金><空き家改修費等補助金制度>といった八女市の制度を活用できたことは金銭面でのサポートとなりました。」

自分たちの夢である果樹栽培で独立就農
自分たちの夢である果樹栽培で独立就農

― 住まいと仕事。それぞれの条件がマッチし八女への移住につながったんですね。現在は就農に向けてどのような取り組みをされていますか

憂紀さん「私たちは八女市へ移住してまもなく1年が経ちます。農業研修も落ち着き、来年からいよいよ始まる独立就農に向けて準備をしています」

央明さん「二人の夢であるミカンやキウイフルーツといった果樹やリーフレタスなどを栽培する予定です。私たちにとって農業は初めての挑戦。期待もたくさんありますが課題もあります。資金面では農林水産省の農業次世代人材投資資金の補助金申請をしているところです。
交付が決定したら農業資材や農機具の購入、土地・園地の賃借料に使用していきたいと考えています」

2人だったからこそ、八女の魅力に気づくことができた
2人だったからこそ、八女の魅力に気づくことができた

― 八女での生活の実感やこれからの期待などはありますか。

央明さん「私たちは上陽町に住んでいるのですが、ご近所や農家の皆さんが親切にしてくださりとても感謝しています。地域の集まりごとやゴミの出し方など初めてのことばかりでしたが
親切に声をかけていただき助かっています。上陽町に移り住んだことは運命的だと思っていますし、特に上陽町の町おこしなどには深く携わっていきたいと思っています。余談ですが、私は関東の出身なので方言も新鮮に感じています。(難しい方言もだんだんと理解できるようになってきました)」

憂紀さん「『新しくも古き良き』というか、八女は良くも悪くも半分半分というところがあると思います。その両者が相殺されてしまわないように、両者が生きる町おこしが出てくるといいなと期待しています。新しい取り組みをされている若手農家さんもたくさんいらっしゃいますし、古きを売りにして新たな商売をされていらっしゃる方々もいます。もちろん古くからの伝統を守り続けていらっしゃる職人の方々も。みんなが一つになって何かを生み出す場面にはぜひ私たちも参加したいと思っています。八女のポテンシャルって結構すごいのかなと思いますね。」

自分たちのやりたいことを諦めず、実際にその土地に足を運んで感じてみる
自分たちのやりたいことを諦めず、実際にその土地に足を運んで感じてみる

― 興味深いお話をありがとうございました。最後に、移住を検討している方へメッセージをお願いします

憂紀さん「移住を検討している皆さんにとって、移住への期待は語り尽くすことが難しいと思います。私たちも、『こんな家だとこんな生活ができるね』とか『白いわんちゃんを飼いたいね』など様々な期待を描いていました。都会であれば移住相談会などは数多く開催されていますし、インターネットで情報収集することも簡単にできます。ですが、実際に自分たちが移り住む場所を探すのですから、自分たちの目で見て様々なことを感じることが重要だと思います。その上で、大変だったのは、現地への交通費や滞在費です。滞在費は、自治体によっては補助が出たり現地での移動手段のサポートがあったりしたところもあったのであらかじめ情報を調べておくと良いと思います。」

央明さん「就農を考えているのであれば、自分たちがやりたい作物にはこだわった方が良いと思います。私たちは『ミカンを作りたい』というこだわりを持って移住活動をしていました。目標が具体的であるほど、移住候補先は自ずと出てくると思いますし、見るべき部分や判断などが明確になるのではないかと思います。」

取材を終えて振り返ると、未来への期待と輝きをもってお話をされるお二人がとても印象的でした。移住に至るまでに数々の課題や選択があったと思いますが、夫婦二人で一緒に話し合い決断されてこられたのだと思います。(難しい話はさておき、取材中、明るいお二人にどんどんと元気を分けていただきました。)

長島央明さん、憂紀さんありがとうございました。

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※記事内容は取材時点(令和元年11月)の情報です。広報やめのPDFはこちらからご確認ください。

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