移住者紹介レポートvol.3~人の心に優しく響く作品たちを生み出し続ける木工詩人~

移住者紹介レポートvol.3~人の心に優しく響く作品たちを生み出し続ける木工詩人~

ほのかに香る木の匂いとテンポよく刻まれる木を削る音。
今回は八女福島の町並みの一角にひっそりと佇む、木工詩人 國武 秀一(くにたけ しゅういち)さんの工房にお邪魔しました。

まず気になるは、「木工詩人」というフレーズ。『目にした人が思わず詩を感じるような作品を創りたい』という想いが込められているんだそうです。

「木工詩人として職人になるまでは、このまま(今の仕事を続けていて)でいいのだろうかという思いが常にあった。」と國武さんは話してくれました。現在の仕事を始めるキッカケになったのは、あるカフェとの出会い。目の前に広がるカフェの空間に魅了され「自分もこんな空間を創りたい」と思った國武さんは、勤めていた会社を辞め、カフェの設計を手掛けた職人に弟子入りを願い出ました。
師匠の技術を学ぼうと弟子入りした國武さんでしたが、1年間修行を続けても任される仕事はどれも簡単な作業ばかり。結局、師匠の「そろそろ一人でやってみたら?」という突飛な意見で、肝心の技術を教わることもないままに独り立ちを余儀なくされました。突然独立を迫られた國武さんは、「建築には人手が必要。それなら、一人でも出来る自然の風合いを活かした木工作品を作ろう。」と決意ました。

「独立することを決意したものの、当然工房がありませんでした。そこで、以前から憧れていた町家を住居兼工房にしようと物件を探し始めたんですが、思い描く物件にはなかなか巡り合えなくて。そんなとき出会ったのが、空き家再生事業を進める北島力さんでした。」
(北島さんについての以前の記事はこちら→
<a href="http://www.romanticyame.com/blogs/23/"target="_blank">http://www.romanticyame.com/blogs/23/</a>

「北島さんから、『もうすぐで改修工事が終わる物件があるよ』と教えていただき、すぐに中を見せてもらったんです。北島さんとの出会いで、なんとか住居兼工房を見つけることができました。」
そのとき國武さんが一番印象に残ったというのが、こちらの土間。


≪「子どもの頃によく行ったおばあちゃんちが土間で、ずっとかっこいいなと思ってました」≫
≪「子どもの頃によく行ったおばあちゃんちが土間で、ずっとかっこいいなと思ってました」≫

「土間のある町家に住むのが憧れでした。それに、コンクリートの壁っていうのが圧迫感があって、なんとなく嫌で。その点今は土壁なんで、その感覚は少し軽減されたと思います。ただ、その代わりというか、冬は少し寒いですけど(苦笑)。」

≪土壁に囲まれて寡黙に取組む作業≫
≪土壁に囲まれて寡黙に取組む作業≫

今では憧れだった町家で木工作品の製作に打ち込んでいる國武さん。國武さんの作品は、木が持つ本来の木目と風合いを活かした自然なつくりで好評です。特に人気なのが、こちらのお箸。

≪「見た目以上に手間がかかるんですよ(苦笑)」≫
≪「見た目以上に手間がかかるんですよ(苦笑)」≫

独立して間もないころ試行錯誤していたときに考え付いたというこちらは、実際に持ってみると、指にピッタリとフィットし、とても持ちやすい形状になっています。デザインもさることながら、やっぱり毎日使うものは、使いやすさも大事ですよね。そしてもうひとつ紹介。

≪韓国ではよく見かける「スッカラ」≫
≪韓国ではよく見かける「スッカラ」≫

これも先ほどのお箸同様持ってみると、その持ちやすさに驚きます。なにより、かわいい。インスタ映えしますね~。

≪お箸とスッカラのコラボ≫
≪お箸とスッカラのコラボ≫

してみました。

ん?ちょっとちょっと、このトレイもかわいくない?
と思われたあなた。

そうなんです。こちらも人気商品なんです。

≪均一に削ることで生み出す曲線≫
≪均一に削ることで生み出す曲線≫

あえて木目に反して木を削っていくと、このような模様になるのだそうです。
でも、見た目だけでなく、使い心地も大事なポイントですよね。
実はこのトレイ、持ってみるとわかりますがちょっとした工夫があるんです。それは、、、持ってみてからのお楽しみ♪

≪「ほぼ独学ですよ」≫
≪「ほぼ独学ですよ」≫

「今思うと独立しないと自分で考えるということをしなかったかもしれない。師匠には、そこまで見透かされていたのかもしれませんね。」
師匠からの言葉をそう受け止める國武さんは、今日もコツコツと一つの作品を創り出しています。

久留米から八女に移住してきて10年が経つ國武さん。國武さんに、町家での生活はどうですかと聞いてみました。「もう10年住んでますからね。いろんな意味で慣れましたよ(笑)。正直言うと、住むのに苦労する部分もあります。ただ、それでも町家に住み続けるのは、やっぱり町家が好きなんだと思います。」

ふむふむ、と話を聞いていると、ふらっと通りかかったご近所さんらしき女性が挨拶されました。普段からそうなのだろうと感じたそれは、國武さんが地域に溶け込んでいることを象徴しているようでした。

木工詩人 國武秀一
福岡県八女市本町263
TEL 090-7466-1109
休み 不定休
※駐車場はありません
※國武さんの商品は、二軒隣のうなぎの寝床さんで購入可能です。

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