『うきはもロマン』。八女市の隣町「うきは市」に視察に行ってきました。

『うきはもロマン』。八女市の隣町「うきは市」に視察に行ってきました。

福岡県うきは市は、平成17年に旧浮羽町と旧吉井町が合併して誕生した町です。すぐお隣には、大分県日田市が位置し、耳納連山を隔てて八女市とも隣接しています。また八女市と同じく重伝建地区(筑後吉井伝統的建造物群保存地区 平成8年選定)や日本棚田百選(つづら棚田 平成11年)にも選定されており、両市はとてもよく似ています。今回は、そんなうきは市の新たな一面を紹介していきます。

うきは市を案内してくれたのは、地域おこし協力隊(取材当時)の竹森聡子さん。


≪納豆大好き竹森さん≫
≪納豆大好き竹森さん≫

竹森さんは、飯塚市出身でうきは市に来て3年目。約7ヶ月の任期を残して先月8月で地域おこし協力隊を退任し、9月から地元企業に就職されています。近い将来、藁(わら)納豆の製造販売を行い、地元のおばあちゃんたちの雇用を生み出したいと熱く語ってくれました。なぜ納豆なんですかと問うと「うきは市では、お正月のお雑煮に納豆を入れて食べる習慣があり、年末になると納豆を仕込まれる家庭が増え自家消費されています。昔はおばあちゃんたちも家庭で作った納豆を売っていたこともあったようですが、衛生面が厳しくなり売れなくなってしまいました。私は、その技術を残していきたいのと、おばあちゃんたちの働く場所を創りたいんです。」と竹森さん。現在納豆の販売には加工所の確保が必須になっており、その勉強のために、これから加工所を立ち上げるというお菓子専門店に就職を決めたそうです。今後の活躍が見逃せません。

さてうきは市といえば、先述の重伝建地区である白壁の町をご存知の方も多いかと思いますが、竹森さんが最初に案内してくれたのは、なんと山間部。うきは市浮羽町には、東から小塩(こじお)、田籠(たごもり)、妹川(いもがわ)という3つの谷がありますが、今回はその中のひとつ田籠地区へ。市庁舎のある市街地から山を上っていくと、合所(ごうしょ)ダムが見えてきます。その先にはおしゃれなカフェやレストランが点在しており、「街中に住んでいる方たちも休みの日はここまで上ってきて、お茶して帰ったりするんですよ。」と竹森さんが教えてくれました。いくつかのカフェを通り過ぎ10分ほど走ると葛籠(つづら)棚田が見えてきます。

≪日本の棚田百選≫
≪日本の棚田百選≫

竹森さん自身も「たまにここに来て棚田を眺めてます」というこちらの場所は、町の喧騒を離れ、とても静かに時間が流れる場所でした。
つづら棚田を後にし、車を走らせること5分。次に出迎えてくれたのは、重要文化財のくど造り民家「平川家住宅」。

≪県内初の民家の重要文化財≫
≪県内初の民家の重要文化財≫

こちらは現在も居住されているという珍しい文化財。平川家住宅は、上から見ると棟がコの字型をした「くど造り」と呼ばれる形式の民家です。「くど」とはかまどの意であり、家屋を正面から見たとき「くど」のように見えることから、そのように呼ばれるようになりました。1971年6月に主屋と納屋が国の重要文化財に指定されています。(うきは市観光協会より抜粋)
こんな素敵な文化財なのに、全貌を写し損ねるという凡ミス。というのも、すでに私の心はこのすぐ裏にある隈上川(くまのうえがわ)にあったのです。

≪合所ダムに注ぐ清流≫
≪合所ダムに注ぐ清流≫

この時期になると川遊びをしたり沢登りイベント企画したりと、大活躍の隈上川。あまりの綺麗さに、思わず足を浸けてしまい、暑い日とは無縁の涼を感じました。

山のドライブを楽しんだあとは、うきは茶を生産する「株式会社新川製茶」さんに向かうため、市街地へ。

≪有機栽培歴40年うきはのお茶≫
≪有機栽培歴40年うきはのお茶≫

国道210号線沿いに佇む「うきはの山茶」の看板。「うきはの山茶」とは新川製茶さんが生産するお茶のブランド。生産から流通までを一貫して行い、厳しい審査の元、有機JASマークも取得されています。お茶処八女市の隣町であるうきは市のお茶ということで、新川製茶さんはずっと行ってみたかったお店でした。早速店内でお茶をいただきます。

≪うきは茶≫
≪うきは茶≫

濃い緑色が特徴の八女茶よりもやや黄色く、甘みよりも香ばしい匂いが印象的なお茶でした。(ちなみに、お茶インストラクターの資格は持っていません)耳納連山を隔てるだけでこんなにも違うお茶が飲めるのかと楽しい気分になりました。

≪いろんなお茶を楽しんでいただけるように1パック50g≫
≪いろんなお茶を楽しんでいただけるように1パック50g≫

思わず手に取りたくなるようなパッケージのこちらの商品。最近は一度にお茶を飲む量が減って、通常の100gでは多いと言われる方が増えてきたため、30gから50gのパックも作られたのだそうです。
お茶への想いだけでなく、お茶が人に届くまでを考えられたお茶屋さんでした。

この日の最後に訪れたのは、「ソルベッチdoうきは」さん。新川製茶さんからさらに日田方面へ5分。山の中腹に広がる果樹園のすぐ目の前に、そのお店があります。
フルーツ王国として名高いうきは市では、巨峰や梨、柿、イチゴなど様々な果物を栽培しています。「ソルベッチdoうきは」は、「果樹農家ファゼンダかじわら合同会社」さんが営む果物と野菜のジェラート専門店です。オーナーの梶原嘉将さんは農業を営む傍ら、うきはで獲れる果物や野菜をたくさんの方に食べてもらいたいとの想いでこのお店を始められたそうです。
15種類ほどあるメニューの中から今回選んだのは、今が旬(取材当時は8月)のブルーベリーと竹森さんオススメのうきは名物黄桃です。

≪自家農園を目の前にして食べる、ジェラート≫
≪自家農園を目の前にして食べる、ジェラート≫

「うきはに来ていただいた方に黄桃を紹介すると、その色に驚かれるんです」と竹森さんの言う通り、黄桃のジェラートはまるでマンゴーのように黄色く、甘いんです!ブルーベリーもほんのりと甘酸っぱさが際立つおいしさでした。果樹園という「入口」と、ジェラートという「出口」が見える「ソルベッチdoうきは」さんの表現の仕方はとても興味深いものでした。

今までは白壁の町並みが印象的だったうきは市でしたが、今回竹森さんに案内していただいた場所は、うきは市の新たな魅力を教えてくれるところばかりでした。八女から車で約1時間。来年には八女市星野村とうきは市を繋ぐトンネルも開通予定で、両市はさらに行き来しやすくなります。八女市に寄った帰り道、うきは市を観光してみてはいかがでしょうか。

うきは市にもロマンが溢れていました。

うきは市役所までのアクセス
[電車で]
JR博多駅から鹿児島本線・久大本線経由で60分(特急列車利用 JRうきは駅 またはJR筑後吉井駅からタクシーにて)
[車で]
福岡都市圏より高速道路利用で約50分(朝倉ICまたは杷木IC)

あなたも八女のロマンに触れてみませんか。

\【#八女のロマン】で検索!/
Facebok、Instagram、Twitterでは様々な「八女のロマン」が溢れています。
Facebokページ↓
https://www.facebook.com/yamenoroman/
Instagram↓
アカウント名 @yamenoroman
Twitter↓
アカウント名 @yamenoroman

ハッシュタグをつけて、八女のロマンを探そう

#yamenoroman